■決算動向

2. 2017年2月期決算の概要
エルテス<3967>の2017年2月期の業績は、売上高が前期比43.7%増の1,379百万円、営業利益が同35.8%増の183百万円、経常利益が同28.9%増の170百万円、当期純利益が同17.0%増の104百万円とほぼ計画どおりの増収増益で着地し、過去最高の業績を達成した。

ソーシャルリスクへの対策ニーズの拡大を追い風としながら、既存顧客の深耕や大手企業を中心とした新規顧客の獲得により順調に業績を伸ばすことができた。また、利益面でも、オフィス移転や株式公開費用等の一時的な費用増をこなしながら、大幅な増益と実現した。

財務面では、新株発行(約3億円の資金調達)等による「現金及び預金」の増加のほか、オフィス移転に伴う「建物附属設備」や「敷金」の増加などにより総資産が1,927百万円(前期末比62.4%増)に拡大した一方、自己資本も新株発行や内部留保により1,574百万円(同61.0%増)に拡大したことから、自己資本比率は81.7%(前期末は82.4%)と極めて高い水準で推移している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 エルテス Research Memo(7):2017年2月期は計画どおりの増収増益により過去最高の業績を達成