■決算動向

1. 過去の業績推移
エルテス<3967>の過去5年間の業績を振り返ると、顧客数の拡大等により、年平均成長率40%を超える水準で順調に業績を伸ばしてきた。経常利益も株式上場を見据えた2015年2月期に一旦損失を計上したものの、その後は増益基調を続けており、経常利益率も先行費用や上場関連費用等をこなしながら13%前後の水準で推移している。

財務面でも、自己資本比率は2015年10月の産業革新機構等からの出資(534百万円)や2016年11月の株式上場に伴う新株発行(299百万円)により80%を超える水準で推移するとともに、「現金及び預金」も1,448百万円に積み上がっている。同社は、強固な財務基盤や潤沢な手元流動性を生かしたM&Aも視野に入れているもようであり、今後の動向に注意が必要である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 エルテス Research Memo(6):過去5年間は平均成長率40%を超える水準で業績を拡大