プラザクリエイト<7502>は15日、2017年3月期の連結決算を発表。売上高で前期比4.7%増の219.91億円、営業利益1.05億円(前期は1.39億円の損失)、経常損失1.75億円(前期は5.63億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失0.46億円(前期は8.32億円の損失)となった。売上高は堅調に推移し、営業利益が黒字転換し、経常利益以下の利益項目で赤字幅が縮小した。

プリント事業は主力の写真プリントサービスで店舗の運営力強化に注力してきた。年賀状売上高が既存店前年同期比3%増となり、オリジナルTシャツなど高付加価値プリントのサービス開始によりトップライン拡大が進んだが、既存店の落ち込みを補うまでに至らなかった。モバイル事業では積極的な出店に伴い販売台数が増加したことに加え、ストック収益も拡大し、セグメント業績は増収・大幅な増益となった。

2018年3月期の業績予想は、売上高で前期比0.0%増の220.00億円、営業利益で同183.8%増の3.00億円、経常利益2.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益1.00億円と増収増益を見込む。プリント事業は今後2年間で「フォト&モア」店舗のFC展開を推進、本部のスリム化と新サービスの強化を図る。モバイル事業は引き続きキャリアショップの出店を推進。同社はさらにグループの組織再編を発表、新たなる企業体質への変革を加速するとしている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 プラザクリエイト---17年3月期は増収、営業黒字に転換、来期は大幅な利益回復を目指す