こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

出版不況などで従来の紙媒体への印刷が減少傾向にあるなか、印刷業界はその技術を利用・応用して事業領域の拡大を行っています。これに関連して5/17付の「Daily Outlook」では、超ハイテクな印刷業界についてまとめられているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『印刷業界が大きく変貌中だ。インターネットやEメールの普及に伴い、紙媒体の印刷ビジネスは停滞傾向にある一方、従来の印刷技術の応用によってさまざまなハイテク分野へ事業領域を拡大している』と伝えています。

次に、印刷技術の利用・応用について、『最初に手掛けられたのは液晶パネル用のカラーフィルターと半導体用フォトマスクだ。その後、近年ではICカード(ATMカード、電子マネー、会員証など)などの情報セキュリティ関連が業績のけん引役となっている。これらはフィンテック(金融+テクノロジー)時代に向けて価値ある技術として注目されよう』と見ています。

続けて、『また、極小なICタグは、販売商品に使われるバーコードに取って代わる技術とみられている。経済産業省は「コンビニ電子タグ1千億枚宣言」を4月に発表した。人手不足や働き方改革が叫ばれる中、ICタグを利用したセルフレジは小売業にとって経営効率を大きく変える武器となりうる』との見解を述べています。

最後にレポートでは、『上記の成長ストーリーに加え、バリュー株としての魅力もある主な銘柄』を紹介しています。具体的には凸版印<7911>や大日印<7912>など全5銘柄が挙げられていますので、詳しくは5/17付の「Daily Outlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

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フィスコリサーチレポーター 花田浩菜




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情報提供元: FISCO
記事名:「 超ハイテクな印刷業界 SMBC日興証券(花田浩菜)