テラ<2191>は12日、2017年12月第1四半期(2017年1月-2017年3月)決算を発表した。売上高が前年同期比48.4%減の2.81億円、営業損失が0.64億円(前年同期は0.89億円の損失)、経常損失が0.85億円(同1.03億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が2.20億円(同1.20億円の損失)だった。

細胞医療事業において症例数が減少したこと、医療支援事業において、細胞培養関連装置の受注販売が減少したことが影響し、減収となった。利益面については、主に細胞医療事業での経営の構造改革による固定費削減により、損失額が減少した。また、医薬品事業において所有する固定資産に対して、減損損失を計上することとなったため、損失額が増加した。なお、医薬品事業において、2017年3月に連結子会社であるテラファーマ(本社:新宿区)が契約を締結する公立大学法人 和歌山県立医科大学において、膵臓がんに対する樹状細胞ワクチンの医師主導治験が開始された。

2017年12月通期の業績予想は、売上高が前年同期比4.5%減の17.20億円、営業利益が1.00億円、経常利益が0.08億円、親会社株主に帰属する当期純損失が3.50億円とする期初計画を据え置いている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 テラ---1Q決算発表、樹状細胞ワクチンの医師主導治験が開始される