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※2017年5月14日17時に執筆
フィスコソーシャルレポーターのわらしべです。
IPO(Initial Public Offering)新規公開株の中には市場の人気銘柄になるものが多くあります、反面、「公募割れ」といって公募価格よりも初値が下回り人気薄の銘柄もあるかと思います。しかし、「公募割れ」銘柄のなかにも良く調べてみると将来的に有望な銘柄もあるのでそういった銘柄をじっくりと見ておくこともバリュー株投資法ではないかと考えております。そういった観点から東証2部上場のウェーブロックHD<7940>に注目してみたいと思います。
ウェーブロックホールディングス<7940>東証2部
【事業概要】
ウェーブロックグループは、複数の素材と様々な加工技術との「組み合わせ」により、新たな価値の創造を通じ、「インテリア事業」「編織事業」「産業資材・包材事業」「アドバンストテクノロジー事業」の4事業を展開しています。
【公開価格750円、上場初値は721円、決算発表から人気化の兆し】
同社は2017年4月10日に東証2部に新規上場、公開価格750円に対して初値は721円、同日743円の高値を付けたものの4月14日には619円の安値を付けるなど公募価格を下回る軟調な株価推移が続いていました。
同社は5月10日引け後に17.3月期決算を発表、17.3月期の連結経常利益は16.9億(前期比87.6%増)18.3月期は17.5億(前期比3.2%増)を見込み、今期配当を24円(前期無配)とする見通しを発表しています。
株価も5月11日には865円(+150円)ストップ高まで買われ公募価格750円を上回り、5月12日には上値を998円まで伸ばし、881円(+16円高)と2日続伸となっており人気化の兆しが出てきたと思います。
【サンゲツと業務資本提携、フィデリティ投信が大量保有】
同社は壁紙において国内最大のシェアを誇る(株)サンゲツ<8130>と業務資本提携を結んでおり、サンゲツが同社株式を247万株(22.2%)保有し持分法適用関連会社となっています。
また、4月21日付けの大量保有報告書ではフィデリティ投信株式会社が706,600株(6.35%)取得したとの開示がでています。今期は無配⇒24円配当見通しが示され、株価900円を越えれば時価総額100億円を超えることから機関投資家からも投資対象として物色される可能性もあると思います。
【PBR0.96倍、PER6.87倍と割安感は強い】
5月12日の終値881円でPBR0.96倍、PER6.87倍(会社予想)とバリュエーション的には割安感が強く今後の成長性が期待される銘柄と思います。
株価881円(2017年5月12日終値)
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執筆者名:わらしべ
ブログ名:テンバガーへGO!わらしべのブログ
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