サイバネットシステム<4312>は11日、2017年12月期第1四半期(17年1-3月)連結決算を発表。売上高が前年同期比1.5%減の39.76億円、営業利益が同53.3%減の1.48億円、経常利益が同45.8%減の1.78億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同40.2%減の0.93億円だった。

国内売上高は、主力のMCAE分野及び光学設計分野は堅調に推移し、セキュリティ関連ソリューション及びイノベーション支援ソリューションが好調に推移したことにより、前年同期を上回ったものの、海外売上高において、前期に販売したカナダ開発子会社の大型案件をカバーするに至らず、その結果、連結売上高は前年同期に比べ減収となった。利益面では、前期のカナダ開発子会社の大型案件の影響により、各利益はいずれも前年同期を下回った。

17年12月期通期については、売上高が前期比8.5%増の174.00億円、営業利益が同36.2%増の14.00億円、経常利益が同49.7%増の15.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同94.8%増の9.00億円とする期初計画を据え置いている。

同社は15年2月に発表した中期経営計画の基本戦略に基づき、引き続き営業及びマーケティング並びに技術サポート・開発体制を強化し、顧客の複雑かつ高度な課題を解決すべく、様々な領域にまたがる複合・統合ソリューション(マルチドメインソリューション)の推進に注力し、付加価値サービスの提供に取り組む。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 サイバネットシステム---1Q売上高1.5%減、国内主力のMCAE分野・光学設計分野は堅調に推移