ロックオン<3690>は9日、2017年9月期第2四半期(2016年10月-2017年3月期)決算を発表した。売上高が前年同期比16.1%増の8.46億円、営業利益が同4.3%増の1.02億円、経常利益が同20.2%増の1.18億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同30.3%増の0.83億円となった。

マーケティングプラットフォーム事業においては、広告効果測定システムである「AD EBiS」を提供しており、本システムで蓄積した膨大なアクセスデータと外部データを連携してデモグラフィック情報(年代・性別・地域)を提供、ウェブ上での行動履歴にユーザー属性をつなげて分析を可能にするなど付加価値増強に努めた。また、マーケティングイベントでのセミナー開催等広告宣伝を積極的に行う事で前年を大きく上回る伸長となった。

商流プラットフォーム事業においてはECオープンプラットフォームと、ECサイト構築の受託開発を行うサービスで構成されておりコンセプト強化の発表、公式サイトのリニューアルを行うなど、ネットショップのオリジナリティ実現へ更なる価値提供を目指した。本事業においては研究開発コストが増大し、営業損失0.10億円となった。

2017年9月期通期の業績は不確定要素もあるためレンジ予想としており、売上高が前期比2.3%~5.4%増の16.50~17.00億円、営業利益が同96.0%~59.7%減の0.10~1.00億円としている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 ロックオン---2017年2Q増収増益も通期では増収減益と予想