■業績動向

3. 財務状況と経営指標
BEENOS<3328>の2017年9月期第2四半期末の総資産は前期末比368百万円増加の13,481百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では営業投資有価証券が585百万円増加の2,190百万円となった一方で、受取手形及び売掛金が176百万円、商品が134百万円、繰延税金資産が108百万円、現金及び預金が51百万円それぞれ減少した。また、固定資産では投資有価証券が99百万円、有形固定資産が40百万円、のれんが50百万円、ソフトウェアが25百万円の増加となっている。

負債合計は前期末比4百万円減少の5,065百万円となった。主な増減要因を見ると、流動負債では預り金が249百万円、支払手形及び買掛金が128百万円、短期借入金が35百万円増加した一方で、未払金が372百万円、未払法人税が75百万円減少した。固定負債では長期借入金が22百万円増加している。

純資産合計は前期末比390百万円増加の8,416百万円となった。主な増加要因は、為替換算調整勘定で162百万円、非支配株主持分で115百万円、利益剰余金で106百万円の増加となった。

経営指標を見ると、自己資本比率は前期末の51.1%から51.8%と0.7ポイント上昇した。有利子負債比率は同様に15.1%から15.4%と0.3ポイント上昇したが、財務の健全性は十分保たれていると判断される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 BEENOS Research Memo(5):インキュベーション事業の営業投資有価証券は20億円台に積み上がる