UMNファーマ<4585>は28日、2017年12月第1四半期(2017年1月~2017年3月)決算を発表した。売上高が0.02億円、営業損失が1.41億円、経常利益が2.06億円、四半期純利益が2.06億円となった。

次世代バイオ医薬品自社開発事業に関して、ノロ、ロタ、ジカ、インフルエンザ等の各ウイルスに対するワクチンの開発に経営資源を重点的に配分し研究開発を進め、「バイオ医薬品等の受託製造業」に精力的に取り組んできた。

しかしながら、アステラス製薬<4503>と共同事業で進めてきたインフルエンザワクチンの供給事業に関して、審査当局よりリスクベネフィットの観点から審査は継続できないとの見解を示された事により共同事業契約を解約する事となった。

この結果、同社における事業環境が大きく変化する事となり、1月にグループ体制の再編を発表、2017年12月期より同社単体として事業再構築を図ることとなった。今後は同社単体の新たな事業方針として、バイオ医薬品のCMC開発・工業化検討プロセスに特化し、「次世代バイオ医薬品自社開発事業」及び「バイオ医薬品等受託製造事業」の2事業を中心に展開する計画としている。

2017年12月期通期の業績予想は、売上高が前期比192.9%増の1.53億円、営業損失が5.12億円、経常損失が1.67億円、当期純損失が1.70億円としている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 UMNファーマ---2017年12月期1Q、アステラスとの契約解消により事業を再編