■業績動向

3. 財務状況と経営指標
明光ネットワークジャパン<4668>の2017年8月期第2四半期末の財務状況は、総資産が前期末比2,207百万円増加の19,177百万円となった。このうち、流動資産は同3,096百万円増加の9,961百万円となった。主に投資不動産の売却収入1,300百万円があったこと等により、現預金が3,104百万円増加したことが主因だ。また、固定資産は同889百万円減少の9,216百万円となった。投資不動産の売却で721百万円減少したほか、長期預金が127百万円減少したことによる。

負債合計は前期末比824百万円増加の4,584百万円となった。このうち、流動負債は同855百万円増加の3,915百万円となった。課税所得の増加等により、未払法人税等が832百万円増加したことが主な要因である。また、固定負債は同31百万円減少の669百万円となった。純資産は前期末比1,382百万円増加の14,592百万円となった。主に利益剰余金が1,208百万円増加したことによる。

経営指標を見ると、負債の増加により自己資本比率は前期末の77.4%から75.7%と若干低下したが、引き続き高水準を維持していることに変わりはなく、また有利子負債比率も0.5%と実質無借金経営を維持しており、財務内容は良好な状態が続いていると判断される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 明光ネット Research Memo(5):豊富な手元キャッシュと実質無借金経営で財務内容は良好