■会社概要

SDエンターテイメント<4650>は1954年に札幌市で須貝興行株式会社として設立され、映画・ボウリングなどの娯楽施設を運営してきた。2003年から店舗ブランドとして「ディノス」を使用し、特に北海道内においては高い知名度を誇っている。2005年にゲオホールディングス<2681>の子会社となり、2009年からは商号を株式会社ゲオディノスとしてきたが、2014年1月に健康コーポレーション(株)(現RIZAPグループ<2928>)の傘下に入った。その後同年7月に現商号に変更して現在に至っている。

現在の事業内容は、創業以来のボウリング場、映画館、ゲーム場の運営に加えて、ゲオグループから譲り受けたフィットネスクラブ、カフェ、及び施設管理のノウハウを生かしたファシリティマネジメントがある。ディスクローズ上の事業セグメントとしては、「フィットネス事業」、「ボウリング事業」、「GAME事業」、「施設管理事業」及び「その他」の5部門に分けられ、施設管理事業の中に映画事業とファシリティマネジメント事業が、その他の中にカフェ事業と子会社での事業が、それぞれ含まれている。

同社の新規事業は、通信テレマーケティング事業やカウネット事業などを手掛けるエムシーツー(及びその子会社3社)と、介護事業を手掛けるフォーユー(及びその子会社1社)を2015年7月に子会社化してスタートした。同社はこれら子会社群を通じて、放課後デイサービスや保育所運営などに進出した。子会社での事業は現状は「その他」に含まれており、売上高の事業セグメント別構成比も大きく変化してきている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 SDエンター Research Memo(2):2015年からは保育や放課後デイサービス事業にも進出