当第2四半期累計期間における新規出店は3店舗で、2016年10月に「ららぽーと湘南平塚」に「MEAT COMPANY with Bellmare」と「3 Little Eggs」を、同年12月に「イオンモール長久手」に新業態となるとんかつ店「とん久」を出店した。一方で、賃貸契約の満了に伴って「KICHIRI」や「駅カフェ」など3店舗を閉店し、合計では前期末比横ばいの87店舗となった。既存店の売上高は前年同期比3.3%減となったものの、前期に新規出店した11店舗(うち第4四半期で9店舗)の売上増が寄与した。
なお、期初計画比では売上高で3.8%の未達となったが、これは既存店売上高が計画の2%減に対して3.3%減と下回って推移したこと、また、前年第4四半期に新規出店した「いしがまやハンバーグ」や「Anchor Point」の立ち上げに苦戦したことが主因となっている。前年同期比での下振れ要因は、「いしがまやハンバーグ」「3 Little Eggs」によるもので、前年同期に新規出店した店舗がオープン当初活況に推移した反動減によるものとなっている。ただ、これら店舗の収益力は依然として高水準を維持していることに変わりはない。なお、主力業態の「KICHIRI」については、関東エリアで前年比若干増と堅調に推移したほか、関西エリアでは2~3%減と計画どおりで推移しており、居酒屋業界全体が苦戦するなかで健闘したと言える。