■株主還元策

クロス・マーケティンググループ<3675>は、連結配当性向15%前後を目安に配当金額を決定するとしている。ただし、同社は、実質最終利益をもとに配当性向を適用する。すなわち、実益ではない特別損益を控除した利益を基準に配当原資を算定しており、2016年12月期では、特別利益に計上された持分変動利益159百万円及び特別損失の減損損失38百万円が該当した。これら実益ではない特別損益を調整後の配当原資は717百万円で、これらに配当性向15%を当てはめ発行済株式総数で割ると、期末配当金が3.0円になり、中間配当と合わせて通期の1株当たり配当金は5.5円となった。

(執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 クロスマーケ Research Memo(7):配当性向15%前後を公約