ケネディクス<4321>は30日、横浜みなとみらい地区に所在する三菱重工横浜ビルとその隣接地について、三菱重工業<7011>との間で売買協議を重ねた結果、ケネディクスグループでの組み入れを進めることが正式決定したと発表。この取り組みの一環として、ケネディクスが出資する国内合同会社が同日付で開発用地部分を取得し、当該合同会社がケネディクスの連結子会社となる見込みとなった。

三菱重工横浜ビルについては、ケネディクスとのウェアハウジングに係る協定書に基づき、ヒューリック<3003>が同日付で取得し、今後ケネディクスグループで組成するファンド等での組入れ準備が整った時点で譲渡を受ける予定。ケネディクスは、希少性の高い本ビルを対象とした新規コアファンド組成により、将来におけるアセットマネジメント事業の拡大に鋭意取り組んでいくとしている。

また、隣接地については、ケネディクスが組成する特別目的会社であるKRF48が、金融機関からの借入れ及びケネディクスからの出資をもとに同日付で取得する。取得価格は161億円。この土地については、みなとみらい地区全体の状況やIR(統合型リゾート)法案の動向も見据えながら、事業パートナーを選定した上で開発の検討を進め、魅力ある新規プロジェクトの創出に繋げていきたいとしている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 ケネディクス---オフィスビルと開発用地の組入れ方針を発表