キャンバス<4575>は30日、東京大学医学部附属病院と開発をしていた、抗癌剤候補化合物CBP501の膵臓癌発症モデルマウスによる薬効試験について、共同研究契約期間を2年間延長する合意が成立した発表した。
当初は2016年3月1日から2017年3月31日までの共同研究期間であったが、今回の契約延長(4月1日発効)により2019年3月31日までの共同研究となる。

この研究は、CBP501単独投与ならびに免疫チェックポイント抗体など他の抗癌剤との併用投与による膵臓癌への薬効を、膵臓癌発症モデルマウスを用いて確認するというもので、少数のサンプルで予備薬効試験を進めてきた。その結果を踏まえ、サンプルを増やした本実験を実施することとなり、十分な期間を確保するために共同研究期間を延長するものである。

本実験で薬効が確認できた場合には、組織染色などの手法を用いて当該薬効のメカニズムを詳細に解析するとしている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 キャンバス---東京大学との共同研究契約期間延長を発表