a) 「ナビキャストシリーズ」 「ナビキャストシリーズ」は、Webサイト最適化の特許技術を活用し、既存のWebサイトを使いやすくする様々な機能を月額課金のクラウドサービス(SaaS)で提供する。具体的には、Webサイトを訪問したユーザーにとって「見やすく(表示最適化)、わかりやすく(誘導最適化)、入力しやすく(入力最適化)」する「おもてなし」の機能を付加することにより、Webサイトへの訪問(入口)から成約(出口)までをトータルにサポートするサービスである。ユーザーがWebサイトに訪問した後、購入や問い合わせ等の入力フォームなどに入力を行い、商品購入などの成約に至る過程において、Webサイトから離脱する可能性(機会損失)を最小限に抑え、成約率を高める仕組みとなっている。なお、「ナビキャストシリーズ」は同社による直接販売、代理店経由での販売のほか、OEMの3つの販売チャネルで提供される。直接販売が約80%を占めているもようである。
b) データマーケティング事業 「ナビキャストシリーズ」を導入している多くの優良顧客サイトからのデータをDMPに蓄積し、それらのデータを活用した効果的な広告配信サービスなどを展開している。独自のターゲティング技術による広告配信サービス「ナビキャストAd」(2015年2月開始)やトレーディングデスクサービス「ターゲットオン」(2015年5月開始)により本格的に軌道に乗ってきた。2016年1月には、データマーケティング事業部を新設するとともに、同年4月には更なるグレードアップを実現したDMPサービス「ZUNOH(ズノウ)」をリリースし、データマーケティングビジネスの拡大に向けて着々と体制を整えてきた。