メディシノバ<4875>は、第5回世界脳腫瘍学会連合総会(現地時間2017年5月4日〜7日スイス チューリッヒにて開催)で行われるプレゼンテーションに、MN-166(イブジラスト)とテモゾロマイド(グリオブラストーマ治療で用いられる化学療法薬)のコンビネーションによる臨床治療効果の可能性を評価した試験管内スタディおよび動物モデルスタディにて得られたボジティブな結果に関する要約が採択されたと発表。ニューサウスウェールズ大学准教授ケリー・マクドナルド博士より発表される予定。

また、同社は、同博士と共同でMN-166の再発グレードIV グリオブラストーマを適応とするフェーズ2臨床治験開始に向けて準備を進めている。

なお、本件が同社の2017年12月期の業績に与える影響は現在のところ未定としている。

グリオブラストーマは、米国脳腫瘍学会によると、全脳腫瘍の15%、神経膠腫の約55%を占めており、悪性脳腫瘍のなかで最も多い疾患。

MN-166(イブジラスト)は、日本と韓国で、喘息及び脳梗塞発作後の症状の治療薬として25年以上使用され、同社は現在MN-166を、進行型多発性硬化症及びALS、薬物依存などの神経症状の治療薬として開発を進めている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 メディシノバ---MN-166の神経膠芽腫を適応とする研究成果、世界脳腫瘍学会連合総会での発表に採択