ピクスタ<3416>は13日、2016年12月期(2016年1~12月)決算を発表した。売上高が17.58億円、営業利益が1.55億円、経常利益が1.55億円、親会社株主に帰属する当期純利益が1.00億円と、売上・利益ともに当期予想を上回る着地となった。

2016年12月期においては、主力サービスである「PIXTA」において機能改善やSEO改善に加え、従来のヘビーユーザー層と異なるライトユーザー(非デザイナー層)獲得施策や定額制販売の集客に注力した。また、台湾での集客強化、タイへの参入など東南アジア・東アジアへの海外展開にも取り組んだ。さらに、新規事業として出張撮影マッチングサービス「fotowa(フォトワ)」や子会社においてスマホ写真のマーケットプレイス「Snapmart(スナップマート)」も開始している。

2017年12月期には、顧客の多様なニーズを満たすために、より定額制販売に重点を置いた施策に取り組み、プランの拡充・集客強化により定額制販売の売上を1年で約2倍にすることを目指している。その他、モバイル対応や音素材などの新たな素材カテゴリの拡充に積極的に取り組む計画である。また、fotowaやSnapmart等の新規事業の成長加速や海外事業展開にもさらに注力すべく、積極的な投資を実施する。

2017年12月通期の連結業績予想は、売上高が前期比29.3%増の22.74億円、営業利益が同45.8%減の0.84億円、経常利益が同46.3%減の0.83億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同41.9%減の0.58億円としている。




<TN>

情報提供元: FISCO
記事名:「 ピクスタ---2016年12月期は売上利益ともに計画を上回る着地、次期は積極的投資で増収減益の予想