ラクオリア創薬<4579>は6日、同社が米Aratana Therapeutics Inc.(アラタナ)へ導出したグレリン受容体作動薬(Entyce/capromorelin/RQ-00000005/AT-002、以下「Entyce」)の米国販売開始予定時期について、当初予定の2017年第1四半期から変更され、2017年後期と見込まれることを発表した。本発表により、アラタナからの販売開始に伴うマイルストン収益が後期にずれ込む見通しとなった。

アラタナは、Entyceの原薬及び製品の製造について、製造委託先への技術移管及びスケールアップ生産を行うにあたり必要となるFDA(米国食品医薬品局)への対応を継続して実施しており、今後もEntyceの認知度向上に向けた活動を継続して実施していくとしている。

Entyceは、摂食や消化管運動を促す空腹ホルモンであるグレリンを模倣して食欲を刺激する経口液剤である。動物薬として開発が進められ、2016年5月にFDAの製造販売承認を取得している。発売後は世界初の犬の食欲不振症治療薬となる。




<TN>

情報提供元: FISCO
記事名:「 ラクオリア創薬---米アラタナによるグレリン受容体作動薬の米国販売開始予定時期の変更