ブイキューブ<3681>は7日、2016年12月期通期業績予想の修正を発表している。売上高は従来予想の7,360百万円から7,239百万円に下方修正しているが、営業利益は30百万円から36百万円に、経常損益は473百万円の赤字から197百万円の赤字に、当期純利益は723百万円の赤字から527百万円の赤字に、それぞれ上方修正している。

電子黒板システムの受注、納品がずれ込んだこと、自治体の教育ICT関連の補正予算が最終的に成立しなかったことなどで、売上高は想定をわずかに下回ったが、売上高の減少に伴う仕入減少により、営業利益は想定をやや上回る着地となった。

営業外では、主に連結海外子会社への貸付金に対する為替評価替に伴う為替差益が、第4四半期会計期間で296百万円発生、経常赤字幅の縮小につながる形となった。また、グループサービスの選択と集中を進める中で、一部サービスの廃止・減損処理の実施を決定、特別損失43百万円を計上したものの、経常損益段階での上振れに伴い、当期純利益も上方修正している。

なお、2016年12月期の決算発表は2月13日の引け後を予定している。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 ブイキューブ---為替差益の発生を主因に、2016年12月期の収益予想は上方修正