「フィスコキャンパス銘柄紹介レポート」とは、フィスコ<3807>のアナリストと現役の女子大学生によって組織された「フィスコキャンパス」による毎月発行の共同レポートである。アナリストとディスカッションを重ね、キャンパス一期生となる7名が「フレッシュな感性」をもとに1人1銘柄選んだ、計7銘柄をまとめている。


※2017年1月号より抜粋


紹介銘柄:タカラトミー<7867>
キャンパス生:石神 沙季



「ネット通販の市場が拡大による業容拡大」


■クリスマス・年末年始商戦に期待感

石神:今回はクリスマスや年末年始商戦で注目されるタカラトミーについて、小林さんに聞きながらご紹介しようと思います。言わずと知れた玩具メーカー大手ですね。

小林:前期(2016年3月期)実績で売上高1630億円と、国内ではバンダイナムコHD<7832>に次ぐ玩具メーカーです。「トミカ」「プラレール」「リカちゃん」などが定番商品として挙げられます。

石神:株価チャートを見ると上昇基調が続いており、12月21日には年初来高値1287円を付けています。株価上昇が続いている理由は何でしょうか?

小林:石神さんが冒頭で指摘した通り、足元ではクリスマスや年末年始商戦への期待から注目されている面もあります。それとともに、株式市場での評価が向上していることが大きな理由として挙げられるでしょう。


■構造改革の進展と主要商品の販売好調で高評価

石神:なぜ同社の評価が上がっているのですか?

小林:まず、創業家出身の前社長に招かれ、2015年6月から社長を務めているハロルド・メイ氏のもと、不採算事業の撤退や海外事業の改善といった構造改革が進んだことが挙げられます。2016年3月期は減損損失や事業構造改善費用の計上で67億円の最終赤字となりましたが、2017年3月期は黒字転換を果たす見込みです。

石神:外部から招いたプロ経営者が改革を推進したんですね!

小林:それと、定番商品や「ポケットモンスター(ポケモン)」関連商品、トレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」などの販売が好調に推移しており、2017年3月期は会社計画(営業利益で40億円)を大きく上回るとみられています。各証券会社は業績予想とともに目標株価を1500円~1600円程度まで引き上げています。こうした評価の高まりを背景に、今後も株価の上昇基調が続きそうですね。



※「フィスコキャンパス」とは、現役の女子大学生によって組織されている。難しいと思われがちな金融・経済の世界を、身近なものに感じていただけるよう、大学生の目線に置き換えて企業や株式市場の情報発信を行うことを目的としている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ■フィスコキャンパス銘柄分析レポートVol4 タカラトミー<7867>