以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家R氏(ブログ「デイトレードで毎日を給料日にしよう♪」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年1月30日17時に執筆

前回は勝つために必要な経験について書かせていただきました。多くの経験が自分の勝つための知識となり、勝率を高めてくれるものだと思います。成功した例だけでなく、失敗した時、いえ、大失敗をした時こそ「何がいけなかったのか」「どうすれば回避出来たのか」を考えてみてはいかがでしょうか。次につながるならそれは無駄な負けではなかったということになります。

■メンタルはなぜ大事か

以前、株のシミュレーションサイトがあり、参加者が順位を競っていました。それを見ると半数以上が勝利を収めていました。株で勝ち続けられるのは10%未満と言われているのに、なぜシミュレーションだとそのようなことが起こるのでしょうか。

それはメンタルに秘訣があるのだと考えます。買いだと思うけれどリスキーで怖い銘柄も、シミュレーションなら躊躇なく買えます。もう売らなきゃ、という時も実際であればロスカットしたくないという思いから踏み止まってしまう場面が多いと思います。これを断行できるのはまさにシミュレーションだからでしょう。

多くの皆様は勝つための知識と経験を持っていらっしゃると思います。それを全て台無しにしてしまう可能性があるのだから、メンタルは投資において大きなウェイトを占めることになります。

■負けパターンのメンタル

今回は私の負けパターンを紹介したいと思います。
1.ロスカットすべきだけどしたくない、今売ったら今日の努力がパァになる。
→やばい、昨日の勝ち額まで吹っ飛んだ。今売ると2日分の努力が…
→あぁぁ…もう1週間分の利益が…
→1ヶ月分の利益が…もう株辞めたい…

損を確定してしまうことで、その日の努力で稼いだものがなくなる。それを嫌ってロスカットしない。結果として損失が取り返しのつかないことになる。こういう経験はあるかと思います。まさにコツコツドカンというものの典型です。私があまり勝てなかった時期はこういうことばかりでした。30営業日連続で利益が出ても2回の負けで全て吹っ飛んだ経験もあります。特に、ロスカットすべきということを理解していながらこうなってしまうと、精神的なダメージはものすごいものになります。

2.一度含み益○○円までいったのだから今は売れない
これも大負けの入り口として非常に多いです。一度大きな含み益を見てしまうと、売れずに下がった時、なかなか売れなくなります。もう一度そこまでいってくれ!という願望から、マイナスになっても受け入れることができず、パターン1で紹介した流れに突入してしまうことも。

■まずはマイナスを減らすこと

学校の勉強に関しては苦手を克服するよりも、得意分野を伸ばすべきだと考えています。しかし株に関して言えば、利益を伸ばすよりもドカンを減らすことが重要だと思います。ドカンが月に何回も出ているうちは、どんなに素晴らしいリカク(利益確定)を繰り返してもいずれ退場が見えてしまうでしょう。全ての投資機会で利益を出そうとせず、素直にロスカットを受け入れられる心のゆとりを持ちましょう。

いかに「こうしましょう」と言っても簡単にできることではありませんし、私自身もいまだに多くのミスをします。ずっとデイトレードをしているのに勝てるようにならない!という人のため、メンタルとかでなく、技術的にどうすれば簡単に変われるか。次回はそこに触れていきたいと思います。

あくまで私が勝てるようになった経緯に基づいた個人的な意見になります。参考になるという方もいれば、参考にならない方もいらっしゃると思います。

どんな人にも面白いと思ってもらえるような記事作りに励んでいきたいと思いますのでよろしくお願いします。

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執筆者名:R
ブログ名:デイトレードで毎日を給料日にしよう♪


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情報提供元: FISCO
記事名:「 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家R:メンタルは勝敗を大きく左右する!