■2017年10月期予想

ジェネレーションパス<3195>は、決算発表と同時に2017年10月期の業績見通しを公表した。それによると、売上高8,500百万円(前期比30.7%増)、営業利益130百万円(同56.6%増)、経常利益130百万円(同94.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益88百万円(同95.6%増)である。

増収増益傾向の継続はもちろんのこと、更なる飛躍のために積極的にM&Aを含む事業投資を行うとしている。特に、初年度計画が未達に終わった中国EC事業について積極投資で売上拡大を図り、目標値としては3億円を掲げている。初年度が10億円の目標に対して実績が約1億円にとどまり、いまだ中国の新税制の実際のオペレーションに不透明感がある現在、やや慎重な目標設定にならざるを得ないだろう。また、EC関連の新規事業の基盤確立を行うとしている。日本国内のEC市場は順調に拡大しており、同社の出店数などの主要管理指標も伸長しているため、全社的には売上高・利益ともに十分達成可能な計画値であろう。同社は、2017年10月期の重点施策を発表したが、詳細は次項「中長期の成長戦略」で述べる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ジェネパ Research Memo(4):17/10期は更なる成長のためのM&Aを含む事業投資を計画