■業績見通し

2017年3月期について城南進学研究社<4720>は、売上高7,117百万円(前期比6.3%増)、営業利益460百万円(同42.2%増)、経常利益513百万円(同34.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益383百万円(同351.1%増)と増収増益を予想している。これらの業績予想の数値は期初から変更はない。

通期予想の達成のために必要な今下期の利益水準は決して簡単な水準ではない。しかし前年度下期や今第2四半期に行った各種施策の効果が期待どおりに発現すれば、十分達成は可能だと弊社ではみている。

予備校部門では厚木校を町田校に統合した効果が今下期はフルに出てくることになる。厚木校のマイナス影響がなくなり、町田校のプラスが拡大することとなるため、利益改善インパクトは大きいとみている。

個別指導部門では、今下期においても、収益を重視しながら、開校を継続していくと思われる。同社は一歩先を見据えてFCの加盟基準厳格化や小学生の取り込みに注力しているが、個別指導の市場自体は依然として成長が続いている。

映像授業(マナビス)部門では、武蔵境校の収益貢献が今下期には本格化すると期待される。2017年2月にはさらに2校を新規開校する予定であるが、それらからの収益貢献は2018年3月期となる見込みだ。

スポーツ事業では今下期も会員増加が続くかが大きな注目点だ。また、デキタスの販売動向やペット関連事業の進捗にも期待が高まる。

ソリューション事業は、本格的な展開は来期からになるとみているが、今期中に既に実績が出ているものもあり、今後の商材の開発なども含めてやはり重要な注目点だと弊社では考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 城南進研 Research Memo(7):2017年3月期は増収増益を予想