■今後の見通し

(1)市場環境について

エイジア<2352>を取り巻く市場環境は引き続き良好な見通しとなっている。国内のBtoCのEC市場規模は年々拡大を続けており、2015年は前年比7.6%増の13.7兆円、EC化率で4.75%の水準となっている。諸外国のEC化率について見ると、2013年時点で英国が11.6%(2018年予想18.0%)、中国が8.3%(2018年予想16.6%)の水準となっていることから、国内の市場規模も今後右肩上がりの成長が続くものと予想される。

こうしたなかで、インターネットを活用した販促施策はEC専業の企業だけではなく、BtoCの事業を行う企業において売上を拡大していくうえでより重要なマーケティング戦略となってきている。特に、ここ数年はスマートフォンやSNSの普及並びに、インターネット技術の進化によって個人の属性や行動履歴などを把握して効果的なOne to Oneの広告配信を打てるようになってきており、こうしたマーケティングソリューションサービスを展開する企業にとっては、事業を拡大していくうえでのビジネスチャンス到来といった状況にあると言える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 エイジア Research Memo(4):国内BtoCのEC市場規模は年々拡大でビジネスチャンス到来