また、2017年3月期第2四半期中にリリースした新製品としては、マーケティングオートメーションシステム「WEBCAS AR」(2016年6月)と、2015年に出資したAI技術の開発会社であるメタデータ(株)から技術供与を受け開発したテキストマイニングシステム「WEBCAS Sense Analyzer」がある。このうち、「WEBCAS AR」については、販売拡大のため6月に(株)電通ダイレクトフォースと業務提携を結びOEM供給を開始したほか、社内でも営業スタッフにマーケティング解析士の資格を取得させるなど、コンサルティング力の強化を進めている。引き合いは順調に増加しており、9月末までに1社で導入が完了したほか、現在は複数案件で稼働開始に向けた準備が進んでいる。
一方、「WEBCAS Sense Analyzer」については、テキストマイニングにAI技術を活用し、マーケティング領域で活用するのは初めての取り組みとなるため、当面は使い方やその効果などについてセミナーを通じて啓蒙していく段階と考えている。顧客の関心度は高いようで、6月と8月に開催したセミナーはいずれも活況だった。