タカタ<7312>: - 円( - 円)
売買停止(現在は措置解除)。同社支援候補として有力視されている、エアバッグ世界最大手のオートリブ、米キーセイフティーの2陣営が揃って法的整理を提案していると報じられている。週内にも同案を関係者に伝えると。私的整理では、自動車メーカー独自の判断で巨額債務を放棄する形となり、株主の理解を得にくいことが背景にあるもよう。なお、同社株は報道の真偽確認のため、本日8時20分から売買停止となっていたが、11時30分に措置が解除されている。


東芝<6502>:238円(-50.4円)
急落。同社の米原子力事業で発生する減損損失が最大5000億円超となる可能性があると伝わっている。17年3月期連結決算への損失反映の程度については現在算定中だが、最終赤字は避けられないとの声も聞かれ、市場では懸念が強まっている。自己資本を大きく毀損するため、各種資本増強策を検討していると。なお、関係者の話では日本政策投資銀行に資本支援は既に要請しているもよう。


ユーグレナ<2931>:1144円(-73円)
急落。空売りファンドのWell Investments Researchが同社株に関して、「ガス欠寸前の単細胞」という売り推奨のレポートを公開した。当該レポートは、同社の藻類由来バイオ燃料が競争優位性を持つことは2020年以前には起こりえない。また、燃料生産用途の実証設備稼働は計画遅延、収益源のヘルスケア事業も成長余地は限定的であると指摘。目標株価が500~580円とされていることもあり、不安感から売りが先行したようだ。


省電舎<1711>:850円(+150円)
ストップ高。同社子会社のドライ・イー(株)が、東芝ITサービス(株)などと連携し、太陽光発電設備メンテナンス事業を開始と発表したことが材料視されている。本事業では、メンテナンスにより改修工事等が必要と発覚した場合、別途同社子会社が改修工事を請け負うスキームとなっている。最低限のコスト負担で改修工事案件を効率的に獲得することが可能となることから、将来的な業績寄与への期待感が高まる格好に。


トライSTG<2178>:2894円(+274円)
大幅続伸。1株につき4株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は2月28日。投資単位当たりの金額を引き下げることにより、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることを目的としている。株価は朝方に一時2987円まで上昇し昨年来高値を更新した。


イマジニア<4644>:987円(+150円)
ストップ高。連結子会社のSoWhatがLINE<3938>との共同事業として、SoWhat 設立後の第1作目のスマートフォンゲームとなる「LINE アキンド星のリトル・ペソ」を制作し、LINEが展開するゲームサービス「LINE GAME」においてサービス提供すると発表している。今後の展開については2月中旬に実施予定の発表会及びニュースリリース等を通じて公開を予定しているという。


DigitalI<6533>:2860円(+145円)
一時3115円まで急伸。16年12月期業績の上方修正を発表している。営業利益見通しは従来の2.52億円から2.85億円(15年12月期は0.80億円)へと引き上げた。人材採用・人材育成に注力することで販売体制の強化を図った結果、デジタルマーケティング事業における取扱高が想定を上回り好調に推移している。なかでも、主力サービスの運用型広告案件において、既存取引先からの受注額の増額や新規取引先の獲得が順調という。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 注目銘柄ダイジェスト(前場):タカタ、東芝、ユーグレナなど