■会社概要

フォーカスシステムズ<4662>は1977年に汎用アプリケーションソフトの開発会社として創業した。その後は、電子交換機ソフトの開発や、汎用大型計算機によるアプリケーションソフト開発、銀行第3次オンラインシステムへの参加など事業領域を拡大し、取引先を増やしてきた。現在では、情報システム関連のコンサルティングサービスや要件定義、開発、運用、情報セキュリティ機器の販売、技術支援などを行う、情報システムに関するトータルソリューションを提供する総合情報サービス企業となっている。

主要顧客は、NTTデータグループ(NTTデータ、NTTデータ・アイ)や日本IBM、伊藤忠テクノソリューションズなど大手システムインテグレーターであり、これらプライムコントラクターの下でサブコントラクターとして活躍することが多い。

●事業概要
同社の事業は公共関連事業、民間関連事業、セキュリティ機器関連事業の3つの分野から構成されている。公共関連事業、民間関連事業では、大手システムインテグレーターの下で官公庁や金融機関、各種民間企業向けにシステム受託開発や、インフラ構築、保守運用などのソリューション提供を行っている。また、セキュリティ機器関連事業では、セキュリティ関連機器の開発、販売、保守、技術支援等を行っている。なお、同社グループに関連会社(株)イノスがあるが、同社からの出資比率が20%であるため、非連結となっている。

2017年3月期第2四半期の事業別売上高は、公共関連事業が2,931百万円(売上構成比35.0%)、民間関連事業が4,897百万円(同58.4%)、セキュリティ機器関連事業が554百万円(同6.6%)となっている。

なお、2012年以降の事業別売上高構成に、大きな変化は発生していない。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 フォーカス Research Memo(2):主にサブコントラクターとして活躍する、独立系システムインテグレーター