■ソフトバンク・テクノロジー<4726>のIoT領域における優位性

IoT市場は技術領域が広く、各産業、各分野で将来のビジネス化に向けて事業を推進してきているところだが、今のところ2018年以降の収益を想定している。特に、2019年はオリンピックを控えた年であり、重要な年だと考えている。2019年には、ある程度IoTも多くの事業分野で実装されていることが必要であろう。

IoT市場は、つながることが前提で、技術領域が広い、ほぼすべての産業で利用される技術だと思われる。同社では、現在、社会実験を行っており、どういうことに使われるか研究中である。

阿多氏が2012年に社長就任後、同社では約2年のうちに、デジタルフォント、電子認証、Linux OSなどの要素技術と専門サービスを提供している企業など4社を買収して子会社化している。今後は、同社が得意とするクラウドとこれらの企業が提供する技術を融合し、ドローン活用、Pepper活用、農業向けIoT、ヘルスケア等でのセキュリティ対策、分析など課題の解決を図っていくIoT領域のビジネスモデル構築やサービス開発に力を注いでいく。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 福田 徹)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ソフトバンテク Research Memo(6):一気通貫のサービス提供