■業績動向

(2) 2017年3月期予想−期初予想を据え置く

日本トリム<6788>の2017年3月期は、売上高が前期比13.2%増の17,300百万円、営業利益が同11.1%増の3,470百万円、経常利益が同8.9%増の3,550百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.8%増の2,270百万円を予想している。昨年来の水素水ブームに対し、メディア等でネガティブな報道がなされた影響により、一時的に販売効率が下がったが、回復基調となりつつあり、期初予想を据え置いている。

将来の飛躍に向け、研究開発、医療・農業・先進医療等の各分野で中長期的視野に立った先行投資も積極的に行う意向でいる。

今後の需要増加を見越して、2016年5月に高知・南国工場の年産能力を5割増の15万台に引き上げた。増産には生産ラインの増加で対応できるため、設備投資は50百万円未満で収まる予定だ。

医療関連事業は、再生医療事業の伸長、電解水透析事業の立ち上がりにより黒字化となる見込みである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 日本トリム Research Memo(8):整水器の年産能力を5割増の15万台とする