ダイレクトマーケティング企業を支援するトライステージ<2178>は14日、タイにおいて、輸入卸売会社Tri-Stage Merchandising(仮称)(以下、TSM)を設立すると発表。今後、タイにおける会社設立手続きを経て、営業開始予定。

同社グループは、ASEAN諸国に対してテレビ通販を始めとしたマルチチャネル通販支援サービスの提供を行っている。7月に東南アジア最大のテレビ通販会社であるTV Direct Public Company Limited(以下、TVD)に出資し関連会社化した。その後、両社事業の相乗効果を高める各種取り組みを行い、同社グループからTVDへの商品供給は特に効果の大きい重要な施策であることから、より柔軟で機動的な方法を検討してきた。

今回設立されるTSMは、タイに拠点を置くプレイヤーとして、タイのテレビ通販市場を含むリテール市場の動向分析を行いながら、マーチャンダイジング(商品の選定・提案・調達)と、貿易業務を展開予定。商品の輸入元は、同社およびグループ会社のMERDISが強みを持つ日本と韓国を中心とし、両社が商品の調達業務を支援する。

TVDは、従来米国とタイの商品を主軸としてきたが、事業拡大のためにも消費者からの要望が強い日本および韓国商品の確保を急務と考え、今後はTSMを通して商品ラインナップを拡充する。

同社グループは、将来的にTSMが「TVDおよびTVDグループにおけるトップサプライヤー」としての商品供給力で事業に貢献することを目指して、TSMのマーチャンダイジング力の強化を図る方針。また、今回タイに輸入卸売会社を保有することで、同社がより直接的に日本商品の輸出拡大を実践できることになる。同社およびグループ企業間の連携で、日本企業の海外進出時の課題を解決し、企業の海外展開への挑戦や販路拡大を支援するとともに、日本商品の海外における知名度向上、競争力向上に貢献していくとしている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 トライステージ---日本商品の輸出拡大に向けて、タイに輸入卸売会社を設立