*16:31JST 米テック株高を受けてAI関連株買いが続き一時64000円台回復【クロージング】
28日の日経平均は大幅続伸。685.82円高の63954.19円(出来高概算23億8000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株中心に買われた流れが波及したほか、取引開始前に韓国半導体大手SKハイニックスが好決算を発表し、韓国総合株価指数(KOSPI)が急伸したことも投資マインドを上向かせ、日経平均は続伸スタート。その後、じりじりと水準を切り上げ、後場取引開始後には64308.71円まで上値を伸ばし、取引時間中としては22日以来4営業日ぶりに64000円台に乗せた。ただ、日米の主要テック企業の決算を前に業績を確認したいとのムードも意識されたほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果やウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見なども控えており、次第に模様眺めムードが強まった。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が1000を超え、全体の約7割を占めた。セクター別では、ガラス土石、非鉄金属、電気機器、機械など10業種が上昇。一方、保険、食料品、石油石炭、水産農林など23業種が下落した。指数インパクトの大きい銘柄では、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、キオクシアHD<285A>が買われ、この4銘柄で日経平均を約731円押し上げた。半面、コナミG<9766>、日東電工<6988>、バンナムHD<7832>、KDDI<9433>が売られた。

27日の米国市場では、AI開発大手アンソロピックを巡るAI市場への期待感が継続し、SOX指数が4%近く上昇するなどハイテク株がけん引した。また、SKハイニックスの2026年7-9月期の営業利益は前年同期比7倍超の大幅増益、四半期ベースとしては過去最高益となり、同社株が一時10%超急騰したこともプラスに働いた。さらに、原油価格が1バレル=100ドル近辺で推移し、直近の高値水準から2%近く下げたことも投資家心理の改善に寄与し、日経平均の上げ幅は一時1000円を超えた。一方、好決算を発表したものの材料出尽くし感からカプコン<9697>が急落したほか、コナミG、バンナムHDなどエンタメ関連株が値を下げ、原油価格の上昇一服を背景に石油関連株にも下落するものが目立った。

きょうもAI関連株に投資資金が集まり、日経平均は続伸したものの、値下がり銘柄数が1000を超え、全般は上値の重さが意識された。FOMCでは利上げ見送りが濃厚だが、今後の金融政策運営についてウォーシュFRB議長がどのような見解を示すのか注目されよう。また、日本時間であす早朝には、アルファベットやマイクロソフトの決算が発表される予定で、巨額の設備投資に見合う収益性を確保できているのかなどをまずは注視したい。



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情報提供元: FISCO
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