*16:31JST 米国株安を映して利益確定売りが続く【クロージング】
8日の日経平均は大幅続落。993.60円安の69042.11円(出来高概算23億2000万株)で取引を終えた。前日の米国市場で主要株価指数が下落した流れを受けて、半導体・人工知能(AI)関連株中心に幅広い銘柄が売られ、日経平均は70000円の大台を割り込んで始まり、前場中盤に向けて69195.47円まで値を下げた。また、後場に入りソフトバンクG<9984>が一段安となり、短期筋による先物売りも加わり、69194.12円と前場安値を下回る場面もあった。心理的な節目の69000円に接近すると、押し目を拾う動きが出て下げ渋る場面もあったが、大引けにかけて売り直され安値引けとなった。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、海運、サービス、ゴム製品、陸運など7業種が上昇。一方、非鉄金属、ガラス土石、機械、銀行など26業種が下落した。指数インパクトの大きい銘柄では、リクルートHD<6098>、KDDI<9433>、トレンド<4704>、バンナムHD<7832>が上昇した半面、ソフトバンクG、東エレク<8035>、TDK<6762>、アドバンテス<6857>が下落した。

7日の米国市場では主要株価指数がそろって下落した。米長期金利は依然として高止まりしているため、ここ数日堅調に値を伸ばしていたハイテク株の一角に利益確定売りが出た。なかでもSOX指数の下落率が1%を超え、東京市場でも半導体・AI関連株が売られた。また、トランプ米大統領が8日、「イランとの戦闘終結などに向けた最終合意について消極姿勢をみせた」と一部で伝わり、中東情勢の緊迫化が長期化するとの警戒感も投資マインドを悪化させた面もあったようだ。個別では、米建機株安の流れが波及し、コマツ<6301>やクボタ<6326>なども売られた一方、サイバーセキュリティ関連には本日も買いが続いた。

日経平均は再び70000円の大台を割り込んだが、直近の上昇スピードが速かっただけにスピード調整の範囲内との見方が大半だ。欧米では8日、セントルイス連銀のムサレム総裁が経済と政策について講演するほか、イングランド銀行のベイリー総裁が講演するなど、要人発言が相次ぐ。最近の金利上昇や今後の金融政策についてどのような見解を示すのかにも注目が集まりそうだ。目先は国内で本格化している小売企業の2026年6-8月期決算の内容などをにらみながら個別物色の色彩が強まろう。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株安を映して利益確定売りが続く【クロージング】 」