*08:21JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利の低下を意識してドルは伸び悩む見込み 16日のドル・円は、東京市場では148円71銭から149円18銭まで反発。欧米市場では148円93銭から146円92銭まで反落したが、147円89銭で取引終了。本日17日のドル・円は主に148円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の低下を意識してドルは伸び悩む可能性がある。

米連邦準備制度理事会(FRB)が7月16日に公表した地区連銀経済報告によると、12連銀地区全てで物価の上昇が報告された。また、「多くの企業が値上げや上乗せ価格を通じ、少なくとも部分的にコスト高を消費者に転嫁したが、価格に対する顧客の意識が高まっているため、値上げを控えている企業もある」との見解が示された。16日発表の6月生産者物価指数(PPI)の伸びは市場予想を下回ったが、トランプ米政権の高関税措置の影響が鮮明になるのは今年後半以降との見方が依然として多いため、市場参加者の間からは「利下げ再開時期を正確に予測することは難しい」との声が聞かれている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米長期金利の低下を意識してドルは伸び悩む見込み