*08:26JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇を意識してドルは底堅い動きを維持する見込み 15日のドル・円は、東京市場では147円89銭から147円55銭まで下落。欧米市場では147円61銭から149円02銭まで上昇し、148円85銭で取引終了。本日16日のドル・円は主に148円台で推移か。米長期金利の上昇を意識してドルは底堅い動きを保つ可能性がある。

7月15日に発表された6月消費者物価指数(CPI)の伸びは加速し、米長期債利回りの上昇につながった。トランプ米政権の高関税措置の影響が消費者に転嫁されつつあるようだ。6月CPIは前年比+2.7%で5月実績の+2.4%を上回った。前月比は+0.3%で伸び率は今年1月以来の高水準。輸入品価格の上昇が目立っており、この状況はしばらく続く可能性が高い。関税措置の影響がより鮮明になるのは今年後半以降との見方が多いため、市場参加者の間からは「利下げ再開は10月以降となる可能性が高い」との声が聞かれている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇を意識してドルは底堅い動きを維持する見込み