*08:15JST 今日の為替市場ポイント:リスク選好的な為替取引拡大の可能性低い 18日のドル・円は、東京市場では145円44銭から144円86銭まで反落。欧米市場では144円34銭まで売られた後、145円23銭まで上昇し、145円11銭で取引終了。本日19日のドル・円は主に145円台で推移か。中東情勢のすみやかな改善は期待できないため、リスク選好的な為替取引が拡大する可能性は低いとみられる。

米連邦準備理制度理事会(FRB)は6月17-18日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を4.25-4.50%に据え置いた。金利据え置きは予想通りだが、トランプ政権の関税措置によるインフレ上昇見通しを踏まえ、全体的な利下げペース鈍化の可能性があることが示された。最新の金利・経済見通しによると、年末までに計0.5ポイントの利下げが実施されるとの中央値が示された。ただ、年内の利下げは不要との見方を示したのは前回の4人から7人に増えており、目先的な米ドル買い材料として意識されそうだ。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:リスク選好的な為替取引拡大の可能性低い