*04:13JST 5月1日のNY為替概況 1日のニューヨーク外為市場でドル・円は144円14銭へ弱含んだのち、145円73銭まで上昇し、引けた。

米先週分新規失業保険申請件数が予想を上回り2月来で最高となったため労働市場の減速懸念にドル売りが優勢となった。その後、米中貿易協議の可能性や4月ISM製造業景況指数が予想を上回ったため警戒感が緩和しドルの買戻しが強まった。また、リスク選好に加え、日銀が国内総生産(GDP)成長率見通しを大幅引き下げたため追加利上げ観測が後退し円の売り戻しにも拍車がかかった。

ユーロ・ドルは1.1339ドルから1.1266ドルまで下落し、引けた。

ユーロ・円は163円37銭から164円45銭まで上昇。リスク選好や日銀の追加利上げ観測後退で円売りが優勢となった。

ポンド・ドルは1.3340ドルから1.3260ドルまで下落した。

ドル・スイスは0.8266フランへ下落後、0.8333フランまで上昇した。安全資産としてのフラン買いが後退。

[経済指標]
・米・先週分新規失業保険申請件数(4/26):24.1万件(予想:22.3万件、前回:22.3万件←22.2万件)
・米・失業保険継続受給者数(4/19):191.6万人(予想186.5万人、前回183.3万人←184.1万人)
・米・4月製造業PMI確定値:50.2(予想:50.5、速報:50.7)
・米・4月ISM製造業景況指数:48.7(予想:47.9、・3月:49.0)
・米・3月建設支出:前月比-0.5%(予想: +0.2%、2月:+0.6%←+0.7%)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 5月1日のNY為替概況