*08:28JST 今日の為替市場ポイント:米追加関税措置の一時停止でリスク回避的な為替取引は縮小へ 9日のドル・円は、東京市場では146円36銭から144円58銭まで下落。欧米市場では一時144円00銭まで売られた後、148円27銭まで反発し、147円75銭で取引終了。本日10日のドル・円は主に147円台で推移か。米追加関税措置の一時停止を受けてリスク回避的な為替取引は縮小する可能性がある。

報道によると、トランプ米大統領は4月9日、貿易相手国に対する相互関税について、国・地域ごとに設定した上乗せ部分を90日間停止すると発表した。一律10%の基本関税は維持する。一方、中国に対する追加関税を125%に引き上げ、即時発効する。米ホワイトハウスによると90日間停止措置は即時に発効。各国の状況に合わせた交渉は継続されるようだ。ただ、貿易・通商分野における米中の対立は長期化する可能性が高いため、世界経済の成長見通しについては予断を許さない状況が続くとみられる。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米追加関税措置の一時停止でリスク回避的な為替取引は縮小へ