*03:44JST NY外為:ユーロ戻り鈍い、ECBの大幅利下げ観測くすぶる NY外為市場でユーロは戻りが鈍い。ドイツやユーロ圏の11月サービス業PMI速報値が軒並み低調で大幅利下げ観測が強まった。ポルトガル中銀のセンテノ総裁も「景気の下方シナリオにおいて、大幅利下げも議論可能」と言及。ドイツの11月サービス業PMI速報値は予想外に2月来の活動縮小域に落ち込んだ。ユーロ圏の11月サービス業PMI速報値も49.2と1月来で最低に落ち込んだ。

市場は12月欧州中央銀行(ECB)理事会での0.25%の追加利下げは100%織り込んだが、0.5%の利下げも50%近く織り込んだ。ユーロ・ドルは欧州市場で1.0335ドルまで下落し、22年11月来の安値を更新後、1.0418ドル付近に反発も戻りが鈍い。ユーロ・円は159円93銭まで下落し、10月2日来の円高・ユーロ安を更新後は161円25銭付近まで反発。ユーロ・ポンドは0.8268ポンドまで下落後は、英国のPMIも低調でポンド売りが見られ0.8313ポンドまで戻した。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ユーロ戻り鈍い、ECBの大幅利下げ観測くすぶる