*07:06JST NY債券:米長期債相場は弱含み、イールドカーブはスティープニング 11日の米国長期債相場は弱含み。米ミシガン大学がこの日発表した10月消費者信頼感指数(速報値)は68.9と、9月の70.1を下回ったが、1年先の期待インフレ率は2.9%で8月実績の2.7%を上回ったことが意識されたようだ。また、米労働省が同日発表した9月生産者物価指数(PPI)は前年比+1.8%となった。米国債市場では11月と12月にそれぞれ0.25ptの利下げを行うことが引き続き想定されている。イールドカーブはスティープニング。

CMEのFedWatchツールによると、11日時点で11月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.50-4.75%となる確率は96%程度。12月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%となる確率は84%程度。10年債利回りは4.067%近辺で取引を開始し、一時4.057%近辺まで低下したが、米国市場の前半にかけて4.114%近辺まで上昇し、取引終了時点に4.100%近辺で推移。

イールドカーブはスティープニング気配。2年-10年は14.70bp近辺、2-30年は45.70bp近辺で引けた。2年債利回りは3.96%(前日比:0bp)、10年債利回りは4.10%(前日比+4bp)、30年債利回りは、4.41%(前日比:+5bp)で取引を終えた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY債券:米長期債相場は弱含み、イールドカーブはスティープニング