*07:19JST NY債券:米長期債相場は強含み、市場は年内2回程度の利下げを想定 16日の米国長期債相場は強含み。米ミシガン大学がこの日発表した8月消費者信頼感指数(速報値)は67.8と7月実績の66.4から上昇したものの、1年先の期待インフレ率は2.9%、5年先の期待インフレ率は3.0%と7月実績と変わらなかった。米連邦準備制度理事会(FRB)による9月0.5ptの利下げ観測は一段と後退したが、年末までに2回程度の利下げが行われる可能性は引き続き高いため、長期債利回りは伸び悩んだ。イールドカーブはスティープニング気配。

CMEのFedWatchツールによると、16日時点で9月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は100%。11月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.50-4.75%以下となる確率は42%程度。12月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%以下となる確率は61%程度。10年債利回りは3.921%近辺で取引を開始し、3.862%近辺まで低下した後、一時3.923%近辺まで上昇し、取引終了時点にかけて3.883%近辺で推移。

イールドカーブはスティープニング気配で推移。2年-10年は-16.50bp近辺、2-30年は9.20bp近辺で引けた。2年債利回りは4.05%(前日比:-5bp)、10年債利回りは3.88%(前日比-3bp)、30年債利回りは、4.14%(前日比:-3bp)で取引を終えた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY債券:米長期債相場は強含み、市場は年内2回程度の利下げを想定