*13:52JST 米国株見通し:底堅い値動きか、売り一服でやや持ち直し (13時20分現在)

S&P500先物      5,351.50(+3.25)
ナスダック100先物  18,553.75(+28.50)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は22ドル高。米金利は弱含み、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。


8日の主要3指数は急反発。序盤から上値を追う展開となり、ダウは683ドル高の39446ドルと2日ぶりにプラスへ転じた。この日発表された新規失業保険申請件数は予想より強く、長期金利を押し上げた。一方、雇用情勢の改善は景気減速懸念を弱めたほかVIX指数をやや低下させ、景気敏感や消費、金融で割安感のある銘柄を中心に買戻しを誘った。最近売り込まれていたハイテク関連にも買いが戻り、指数の上昇に寄与した。


本日は底堅い値動きか。引き続き景気の先行き不透明感による売りが出やすく、VIX指数の低下が抑えられれば売りに押される展開となりそうだ。ただ、アジア株はやや持ち直し、欧州株が上昇基調ならNY市場もそれに追随して強い売りはいったん収束に向かう。とはいえ、今晩は買い材料が乏しく、指数の戻りは小幅にとどまる見通し。一方、イスラエルとイランの緊張で中東情勢の混迷が警戒され、週末に向け買いは縮小するとみる。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:底堅い値動きか、売り一服でやや持ち直し