*00:36JST NY外為:ドル指数200DMA割れ、中期ドル安基調入りも、米景気後退への懸念強まる NY外為市場でドルは続落し、安値を探る展開となった。ドル指数は103.275まで下落した。重要な節目である200日移動平均水準104.286を下回ったため中期的なドル安基調入りする可能性も示唆された。

米7月雇用統計で失業率が予想外に上昇、非農業部門雇用者数や賃金の伸びが予想以上に鈍化したほか、6月耐久財受注改定値や製造業受注もパンデミックによる経済封鎖以来の大幅な下落率となったため米国の景気後退入りへの懸念が強まった。

連邦準備制度理事会(FRB)が9月連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅な利下げに踏み切るとの見方に米10年債利回りは3.788%まで低下し年初来で最低。ドル・円は149円00銭から146円55銭まで下落し、2月来の円高・ドル安水準となった。ユーロ・ドルは1.0830ドルから1.0927ドルまで上昇。ポンド・ドルは1.2740ドルから1.2840ドルまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル指数200DMA割れ、中期ドル安基調入りも、米景気後退への懸念強まる