*08:22JST 今日の為替市場ポイント:米国株高を受けてドル売り抑制も 22日のドル・円は、東京市場では157円61銭まで買われた後、156円29銭まで反落。欧米市場では156円56銭から157円17銭まで反発し、157円09銭で取引終了。本日23日のドル・円は主に157円台で推移か。米国株高を受けてリスク回避的なドル売りは抑制される可能性がある。

中国人民銀行(中央銀行)は7月22日、主要な短期政策金利である7日物リバースレポ金利と銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(LPR)を引き下げた。人民銀行が発表した声明では、「金利引き下げは実体経済への支援を改善するため、反循環的な調整を強化することが目的である」と述べた。

なお、国内メディアの新華社は中国人民銀行に近い関係筋の話として、「断固とした利下げは景気回復を後押しする決意を示したものであり、今年の成長目標を達成するという3中全会の意向に沿った決定である」と伝えている。市場参加者の間からは「2024年末にかけて米国、欧州、中国などで金融緩和が進展し、世界経済の持続的な成長に寄与する可能性がある」との声が聞かれている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米国株高を受けてドル売り抑制も