*07:41JST NY債券:米長期債相場は強含み、インフレ緩和期待で年内2回の利下げ実施の可能性高まる 12日の米国長期債相場は強含み。米ミシガン大学が発表した7月消費者信頼感指数(速報値)は66.0と、6月実績の68.2を下回ったことが利回り低下につながった。1年先と5年先のインフレ期待は2.9%。年内2回の利下げが実施される可能性が高まり、イールドカーブはスティープニング。

CMEのFedWatchツールによると、11日時点で9月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は94%程度。11月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.75-5.00%以下となる確率は61%程度。10年債利回りは4.210%近辺で取引を開始し、一時4.235%近辺まで上昇したが、米国市場の終盤にかけて4.175%近辺まで反落し、取引終了時点にかけて4.183%近辺で推移。

イールドカーブはスティープニング。2年-10年は-26.30bp近辺、2-30年は-5.20bp近辺で引けた。2年債利回りは4.45%(前日比:-6bp)、10年債利回りは4.18%(前日比-3bp)、30年債利回りは、4.40%(前日比:-1bp)で取引を終えた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY債券:米長期債相場は強含み、インフレ緩和期待で年内2回の利下げ実施の可能性高まる