*01:08JST NY外為:円高止まり、神田財務官は介入の有無にコメントせず NY外為市場では円買いが一段落したが、高止まりとなった。ドル・円は6月消費者物価指数(CPI)の結果を受け一時157円44銭まで下落後、158円台半ばまで反発。ユーロ・円は90年代来の円安水準175円43銭の高値から171円58銭まで反落後、172円32銭で下げ止まった。ポンド・円は2008年の円安・ポンド高水準の208円11銭から203円86銭まで反落し、204円80銭で下げ止まり。

6月CPIの予想以上の鈍化で連邦準備制度理事会(FRB)の9月利下げ観測が強まる一方で、日本の賃金上昇などで日銀の追加利上げ観測が強まり日米金利差縮小観測がドル売り、円買いに拍車をかけた。加えて、日本当局の円安是正介入の思惑も強まった。神田財務官は介入の有無に関し言及する立場ではないとコメントを控えた。仮に実施しているとしたら月末に公表するとの言及にとどめた。
さらに、投機が支配する市場を懸念、「円安の国民に対する悪影響は無視できない」と主張した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:円高止まり、神田財務官は介入の有無にコメントせず