*11:28JST 米国株見通し:下げ渋りか、原油相場を注視 (11時20分現在)

S&P500先物      5,313.75(-11.00)
ナスダック100先物  18,909.75(-30.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は85ドル安。米金利は高止まり、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ


28日の主要3指数はまちまち。ナスダックとS&Pはプラスを維持したものの、序盤から軟調地合いのダウは216ドル安の38852ドルで取引を終えた。この日発表された消費者信頼感指数も予想外に強く、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な政策方針を正当化。当局者からは引き続きタカ派的な見解が相次ぎ、長期金利を押し上げた。エヌビディアの大幅高で半導体は買われたが、消費をはじめ幅広く売られダウは弱含んだ。


本日は下げ渋りか。今週発表の1-3月期国内総生産(GDP)改定値は下方修正、コアPCE価格指数は高止まりが予想され、積極的な売り買いは手控えられるだろう。FRB議長は一段の利上げに否定的だが、他の当局者は引き締めの必要性を主張しており、早期利下げ観測の後退で買いは入りづらい。一方、中東情勢の混迷を受け、原油相場は高値圏に押し上げられた。その関連でエネルギー関連が買われれば、指数に寄与する可能性もある。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:下げ渋りか、原油相場を注視