*00:35JST NY外為:ユーロ底堅い、域内の賃金伸び加速で、ECBの6月利下げに不透明感 NY外為市場でユーロは底堅く推移した。ユーロ圏の第1四半期の賃金が予想外に4.5%から4.7%まで上昇し欧州中央銀行(ECB)の早期利下げに不透明感が広がった。

ECBのラガルド総裁は域内のインフレ改善に強い自信を表明したほか、チーフエコノミストのレーン理事も6月利下げの論拠が高まったとし、6月の利下げはほぼ確実視されていた。しかし、賃金の伸び加速を受け、デキンドス副総裁は、「来月の25bp利下げは慎重」としており、ユーロの上値を抑制した。

ユーロ・ドルは1.0861ドルまで上昇後、米国の雇用関連指標を受けたドル買いに1.0823ドルまで反落後は下げ止まった。ユーロ・円は169円85銭から170円32銭まで上昇。ユーロ・ポンドは0.8527ポンドまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ユーロ底堅い、域内の賃金伸び加速で、ECBの6月利下げに不透明感