*13:39JST 米国株見通し:伸び悩みか、当局者のタカ派姿勢に警戒 (13時20分現在)

S&P500先物      5,318.25(-2.00)
ナスダック100先物  18,649.75(-0.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は20ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ


16日の主要3指数は反落。取引半ばの失速でマイナスに転じ、ダウは史上初の40000ドル台に一時浮上も38ドル安の39869ドルで引けた。この日発表されたフィラデルフィア連銀製造業景気指数は予想通り低調な内容となり、引き締め的な金融政策に対する警戒を和らげた。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)当局者は緩慢なインフレ鈍化からタカ派的な姿勢を緩めず、長期金利の持ち直しを手がかりとした売りが相場を圧迫した。


本日は伸び悩みか。今週のインフレ指標の伸びの鈍化をにらみ、FRBの年内利下げの思惑から買いが入りやすい地合いが続く。また、22日のエヌビディアの決算発表に向け、ハイテクは売りづらい展開とみる。半面、当局者の見解から引き締め的な金融政策の長期化に対する警戒は根強く、長期金利が底堅く推移すれば買いを弱める可能性もあろう。ダウが高値圏に浮上しており、週末に向け利益確定や持ち高調整の売りも想定される。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:伸び悩みか、当局者のタカ派姿勢に警戒